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コーチ決別の真相をフェデラー語る

今週開幕のハンブルグに出場するフェデラー(スイス)が、先週の土曜日に自身の公式サイトで簡潔に語った、コーチであるロッチェ氏(オーストラリア)との決別について、新たにハンブルグの会場でコメントしていますので紹介します。ローマ3回戦でボランドリ(イタリア)に敗退してから2日後に、ロッチェ氏との決別が公表されたわけですが、その2日間で今後の関係について話し合い、結論を出したそうです。フェデラーは、自身の公式サイトで、まず、「ロッチェは1年間でだいたい12週間~15週間ほど私に同行してくれました。住まいのあるオーストラリアからかけつけてくれてはまた戻って、そしてまたかけつけてといった、骨の折れる仕事に付き合ってくれて、たくさんの時間と犠牲を私に払ってくれたその尽力にとても感謝しています。」と、関係について簡潔なコメントを公表しています。

で、その後はメディアがお約束のようにどちらが切り出した話しなのか?ってことになりましたが、フェデラーは、「決断にいたるまでは数ヶ月を要しました。ロッチェとは良き友人であり、気心の知れた仲でしたから、もちろん簡単な決断ではありませんでした。彼は数年間に渡って多大な手助けをしてくれましたから尚更です。パートタイムの契約でしたから、年間15週間くらいは一緒に同行してもらっていましたが、コミュニケーションを取るのに距離が少し遠いのでは感じるようになりました。」と、パートタイム契約とは言えども、もっとたくさん言葉を交わす場が欲しかった、コミュニケーションがあまりにも不足しがちであったとコメントしています。そして、「グランドスラムで勝つためになにが必要であるかを、経験からある程度は分かっているつもりなので、全仏とウィンブルドンにコーチの同行は求めてはいません。なるべく干渉して欲しくないというのが今の本音です。もちろんこれから先、サポートしてくれるアドバイザーを探すつもりではいますが、しばらくは一人で転戦する予定です。」と、これまでのスタンスは変えないことと、次のコーチの適任者はまだ未定であることを打ち明けています。

ちなみに、フェデラーが、アガシ(アメリカ)のコーチであったダレン・ケーヒル氏(オーストラリア)を雇いたがっているというウワサが出ているようです。フェデラーの、かつて最初のコーチであり、2002年に交通事故で他界したピーター・カーター氏(オーストラリア)とケーヒルは共にオーストラリア出身の親友関係であり、ケーヒルはその頃からカーターへ、まだ芽の出る前のフェデラーに適したプレースタイルについてよくアドバイスを送っていたとか。フェデラーはケーヒルをフルタイムのアドバイザーとして雇いたがっているとも伝えられていますが、本当のところはまだ定かではありません。

さて、ここ最近は不振が続いていると、メディアからは受け取られているフェデラーです。1月の全豪と2月のドバイで優勝して好調な今季スタートを切りましたが、3月のインディアンウェルズは2回戦敗退、マイアミは4回戦敗退。4月のモンテカルロは準優勝、そして先週のローマは3回戦敗退。クレーシーズンを迎える前の、得意なハードコートで連覇がかかったインディアンウェルズとマイアミの敗戦が不振といわれる理由になったのは間違いありませんが、「モンテカルロでは決勝に進出しましたし、そこでのプレーにはとても満足していましたから、その調子を次のローマでも・・と思っていたのですが、残念ながら期待はずれに終わってしまいました。が、それは年間、たくさんあるトーナメントの中のほんの一つのささいな出来事なのです。インディアンウェルズでは足にまめが出来ていたという不運もありましたし、マイアミは負けはしましたが、自分では良いテニスをしたと思っています。」と、さほど気にはしていないと述べ、そして、「私の(不調といわれる)観点から決別にいたったわけではありません。」と、ロッチェ氏との関係の終止符が自身の成績から起こったものではないことをフェデラーは強調しています。また、ロッチェ氏はその数試合の敗戦に対してなんの心配をしていなかったともフェデラーはコメントしています。

記事が少し長くなってしまいましたがもう少し(汗。クレーシーズンに突入してから当初は、ロッチェ氏とクレーの戦略についてどう戦っていけばいいかという事と、ナダル(スペイン)に対しての攻略をより具体的に十分に話し合ってきたともフェデラーはコメントしています。このたびのコメントを読んで、個人的にはフェデラーの中で、最近の結果に対するなんらかのいらだちがあるのは、なんとなく受け取れてしまいます。また、3つのメジャータイトルを含めた、11のトーナメントをコーチなしで自ら勝ち取った2004年の、良いイメージの状況へ再び身を置きたいのではないかとも感じました。

いろいろなサイトで決別の理由についての情報が、読んでいてやはり飛び交っています。が、全仏が2週間後と迫ってきた以上、もうコーチ云々ではなく、クレーというサーフェスを目の前にした現在のフェデラーのモティベーションはどうか?ということに尽きるでしょう。速いサーフェスとは違い、もちろんそこでのプレーよりは上手くいかないことはあると思いますが、今週出場しているハンブルグ初戦でまず、コートに足を踏み入れたときにフェデラーは赤土に対してどう思うのかといったところではないでしょうか。そのときに抱いた気持ちが全仏の結果に直結するような気がします。
2007男子テニス | 投稿者 blue 13:05 | コメント(0)| トラックバック(0)
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